京都でアクティビティー
京都へは、寺社仏閣への参拝、静寂に包まれる池泉庭園や枯山水など庭園鑑賞、伝統的な和菓子から最新の斬新なスィーツ、古都ならではのショッピングなどのために幾度も通われる方が多いと思います。そこで、次回の上洛に向けて、更にいくつかのアクティビティーをご紹介したいと思います。
「何かしたい!」というお問い合わせを沢山いただきますので、運動好きな方、芸術派の方、お子さん連れの方にも、一目で分かりやすい地図と一緒に情報発信いたします。
鴨川 - ウォーキング&サイクリング
鴨川を上流に向かうと、左側(西側)加茂川、右側(東側)高野川が合流する鴨川デルタに着きます。亀石跳びや、デルタに座って大文字山や比叡山を展望しながら一旦休憩するには最適な場所です。更に、加茂川を上ると、京都府立植物園、上賀茂神社まで行けます。
博物館と隣接する寺社
京都は、博物館や寺社仏閣が比較的各地域にまとまってあるので、ランチや夕食前の半日散策を有意義に楽しめます。観光プランは、移動時間短縮のためにも、地域ごとにすると良いと思います。
京都国立博物館と隣接する寺院
京都国立博物館はGenji Kyoto から徒歩約15分程。日本、中国、仏教絵画、織物、陶磁器、彫刻、漆器などの常設コレクションがあり、建築物や庭園、2つの伝統的な茶室も見応えがあります。また近隣には主要な寺院や神社が密集しているので、界隈散策で、日本文化のダイジェストを鑑賞することができます。
三十三間堂は、1,001体の観音像と33間の細長い伽藍で知られる760年以上の木造建築です。当時の耐震技術も駆使されていることが学べます。
智積院は、比較的観光客が少ないにも関わらず、広大な敷地に400年以上の歴史がある主要な仏教寺院です。お堂内からは日本庭園や池泉回遊式庭園を鑑賞でき、宝物館には絢爛豪華な長谷川等伯の襖絵が展示されており、敷地の山側には散策できる花の庭があります。一ヶ所で見どころ満載です。
豊国神社は、豊臣秀吉を祀る神社で、徳川幕府によって閉鎖されましたが、1880年に明治政府によって再建された重要な神社です。伏見城から移築され、国宝に指定されている唐破風を持つ4本柱の唐門は、秀吉の栄光を垣間見ることができます。Genji Kyoto から一番近い正面橋は、豊国神社に向かう文字通り「正面通り」にあります。
京セラミュージアムと隣接する平安神宮、MOMAK、京都市動物園
岡崎公園は、平安神宮、京セラミュージアム、国立近代美術館、京都市動物園が岡崎疏水に沿って連なる広大な広場です。すべてを見下ろす巨大な朱色の鳥居は、昭和初期建設当時、国内最大を誇っていました。解放感のあるスペースを利用して、休日にフリーマーケットやイベントも行われています。特に桜の季節には、人気の花見スポットです。
京都市京セラ美術館は、現存する日本最古の美術館で2020年のリニューアル後は、帝冠様式の建築にミニマリズムのテイストが加わっています。
https://kyotocity-kyocera.museum/
平安神宮は1895年に平安遷都1100年記念に、京都御所を8分の5の規模で再現されています。お花の季節は、神苑のお庭散策をおすすめします。
国立近代美術館(MOMAK)には、絵画、版画、陶磁器、彫刻、写真など多様なコレクションがあり、国内外の近現代美術が展示されています。京都の画家、河井寛次郎や木版画家、長谷川潔の作品は注目に値します。
京都市動物園は、家族連れに優しいコンパクトな広さ、散策やふれあいのできるきれいな動物園です。敷地内のレストランもおすすめです。
https://www5.city.kyoto.jp/zoo/
侍‧忍者‧ミュージアム - 家族で楽しめる歴史体験
侍と忍者の話を通して日本の歴史を語るガイド付きツアーで、甲冑や刀を試したり、忍者の技術を学ぶアクティビティもあります。
https://mai-ko.com/jp/samurai/
ニンテンドーミュージアム - ゲームの歴史と体験
任天堂のおもちゃ、カード、キャラクター、コンソール、携帯ゲーム機がすべてここにあります。 かつて遊んだゲームを再び体験したり、巨大なコントローラーで遊べるゲームもあります! 創業期の原点である花札作りや花札の遊び方も体験できます。
ただし、チケットは抽選制なので、旅行の予約する前に、必ずチケットを確保してください。
https://museum.nintendo.com/index.html
茶道体験
400年以上の歴史がある茶道を本格的に体験するには京都は最適な町ですが、まだ体験したことがない方、茶道の雰囲気に浸りたい方にも京都で始めてみてはいかがでしょうか。お抹茶はもちろんのこと、お道具も、和菓子も、京都のレベルはかなり高いです。また、茶道を英語で体験してみたい方のためにも、当館の外国からのお客様におすすめしておりますサイトも最後に入れます。
福寿園京都本店
福寿園は、茶道の先生方も頻繁にご利用されている老舗の日本茶のお店です。四条通りの5階建ての本店には、お茶や道具を販売するショップ、カフェ、和フレンチのレストランがあります。また、お茶のワークショップ(茶葉、特徴、淹れ方など)や茶室での茶道体験も行っておられます。
https://www.fukujuen-kyotohonten.com/kyo-no-chaan/
美好園
明治5年創業の本願寺御用達の宇治抹茶専門店。西本願寺のすぐそばにあり、5代目の橋本健太郎さんが切り盛りしておられます。 彼は禅のシンプルさをより強調した多くの武士が嗜んだ古儀茶道藪内流を分かりやすく説明してくださいます。濃茶‧薄茶の正式な茶道、10分間の抹茶点て、そして精進料理の昼食を含む2時間の茶道など要望に合わせて様々な体験を市中で体験できます。
https://bikouen.com/experience/chadou3000/
細見美術館
岡崎公園周辺にあり、京セラ美術館からも徒歩圏内にあります。日本美術を網羅しているコレクションと、茶室、カフェ、ショップもあり、事前予約で茶道体験もできます。
https://www.emuseum.or.jp/about/index.html
古都
金閣寺のすぐ近くの一軒家で、着物の着付けと生け花をオプション追加できる茶道体験です。着物をまとい、美しい立ち振る舞いも一緒に学ぶことができます。
https://jpn.teaceremony-kyoto.com/
カメリア茶道
参加型の体験(二年坂近辺)とプライベートグループでの体験(竜安寺近辺)と提供されておられます。竜安寺の近くのほうは、一軒家での体験です。英語表記のHPしか出されておられませんが、日本語でも対応可能です。
和紙の手漉き体験
和詩倶楽部 油小路本店
和紙専門店で、簡単に和紙の手漉き体験ができます。二条城から徒歩ですぐです。要事前予約。
蕎麦打ち体験
有喜屋
京都の蕎麦文化を日本一にしたいとご尽力されている蕎麦打ち職人から直接ご指導いただける体験です。のれん分けしている店舗は中心地に何店舗かありますが、いずれも人気のお店です。蕎麦打ち体験は、三条大橋界隈で行われます。
https://www.ukiya.co.jp/sobajuku/
小規模の美術館
小規模の美術館、博物館をご紹介します。寺社仏閣の観光途中に、人混みから逃れて、大雨や特に気候の厳しい時の小休止にも最適な時間は、美しいものに囲まれてはいかがでしょうか。
祇園花街芸術資料館
新しくオープンした舞妓さん、芸妓さんの文化を学べる資料館です。舞も見られる時間があります。(事前予約可能)
https://gion-museum.com/contents
河井寛次郎記念館
日本に民芸を広めた河井寛次郎(1890-1966)が設計した町家風の邸宅。 寛次郎が子や孫と暮らした様子が当時のまま残されており、寛次郎の陶磁器、彫刻、木彫、書、家具などのほか、国内外の無名の地方の芸術家さんたちが作った工芸品のコレクションを数多く展示されています。
詳しくは、当館のブログをご覧ください。
https://genjikyoto.com/jp/blog/kyoto-discovery-kawai-kanjiros-house
細見美術館
岡崎公園周辺にあり、京セラ美術館からも徒歩圏内にあります。日本美術を網羅しているコレクションと、茶室、カフェ、ショップもあり、事前予約で茶道体験もできます。
https://www.emuseum.or.jp/about/index.html
何必館 京都現代美術館
祇園四条という便利な立地にあり、建築に鑑賞空間のこだわりが見える美術館です。村上華岳、北大路魯山人、山口薫を中心に、絵画、工芸、写真、書の常設展と国内外からの企画展を楽しめます。
京都文化博物館
京都の歴史や伝統文化に関する展示と、本館1階のカフェやレストラン、和紙店や酒蔵のショールームなどあり、悪天候のときには一か所で楽しめる便利な博物館です。三条通に面して建つかつては日本銀行京都支店だった英国風の赤レンガ別館は、昔の銀行の様相が垣間見え、夜にはレトロな雰囲気で音楽イベントが催されています。
並河靖之七宝記念館
世界では七宝と言えばNamikawaと知られた七宝の巨匠、並河靖之(1845-1927)の自宅兼工房が記念館になっています。鮮やかな並河の作品以外にも、和紙ではなくガラスで作られた障子(当時は珍しかった)や、平安神宮の庭園を設計した小川治兵衛の作庭による庭園など、明治時代の町家別荘はそれ自体が芸術作品です。
福田美術館
嵐山に2019年オープンした美術館。日本画の大規模なコレクションを所蔵し、京都の画壇に重点を置きつつも、頻繁に開催される展覧会では、さまざまな時代の日本美術が紹介されています。入館者のみ利用可能なカフェからは、保津川の対岸の嵐山と渡月橋を眺めることができます。
嵯峨嵐山美術文華館
常設展は、百人一首とその歴史など興味深く学べる工夫がこなされています。また、季節ごとに江戸‧明治の日本美術展も開催しています。入館者以外も利用できる館内のカフェ「嵐山OMOKAGEテラス」は、山々が見られる喧騒を離れた空間を感じられます。