五山の送り火 ベストスポット

今年のお盆期間 (08.08 - 08.19)、 新幹線のぞみは全て指定席のみになりますので、京都にお越しのお客様はお気をつけください。京都は観光地のため、お盆期間中もほとんどのお店やレストランは通常通り営業されます。

お盆の精霊を送り出す伝統行事、五山の送り火は、8月16日の晩、午後8時から始まります。大文字は、特に有名ですが、実は、大、妙、法、舟形、大、鳥居形 と6ヶ所で点火されます。銀閣寺の裏の山にある大文字が最初に点火され、5分置きに西側の山々へと点火が始まります。金閣寺の横の低い山にも大文字があります。最後には、嵐山から見える鳥居形が点火され、約30分ほど京都市の北側の山々に文字、形が浮かび上がる静かな夏の夜の光景となります。この灯は、ご精霊さんが西の方の浄土の世界に戻れるようご案内するための送り火です。

京都では昔から五山の送り火を見るだけのために櫓を作った町家が沢山あったそうです。(過去のブログ、「京都のお盆 」 をご参照ください。https://genjikyoto.com/jp/blog/obon-in-the-old-days

現代の建築物にはなかなかこのような櫓は見られませんが、今でも、五山の送り火を望める場所(屋上、橋、川端、山の上の公園、大通り)には、人々が集まり、静かに手を合わせる様子が見られます。

 
 

市内から送り火を見られる場所をマップにしました。ご参照ください。

*嵐山渡月橋近辺の中之島からは、鳥居形が見られます。海へとつながる桂川では灯籠流しが午後7時から9時まで行なわれ、京都の夏の風物詩として毎年注目されるイベントです。

*嵐山嵯峨野の大覚寺近辺の広沢池からは、鳥居形が近くによく見えます。こちらでは、午後7時から午後9時まで、江戸時代を思わせる大きな池に浮かぶ灯籠流しが行われます。

*西小路五条にあるイオンモール京都五条の屋上からは、鳥居形、左大文字、大文字を望め、穴場とされています。

*平安京の中心線の基準となった船岡山からは、左大文字、舟形、大文字、妙が見えます。近年木がお生い茂ったのですが、昨年、整備され、今年は展望もよりよくなっていることと思います。

*京都駅ビルスカイウェイは、五山すべてを見ることができます。(650席事前予約制)

*京都駅前のニデック京都タワーからは、五山すべてを見ることができます。(160人事前応募予約制)

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