京都カレンダー  冬

 

訪れる人々を魅了した嵐山花灯路

 

12月

紅葉も終盤に入るが12月初旬ならば市中にある清水寺や高台寺などではライトアップが楽しめる。12月10日から9日間嵐山で花灯路が開催される。嵐山をバックに桂川に架かる渡月橋は幻想的な灯りで浮かび上がる。色とりどりのランタンが通路脇に並び、古都に似合う程よい明かりはやがて一番人気の竹林の道へと導いてくれる。何ともロマンチックな夜の散歩が楽しめる。16年前に始まったイベントだが2021年に終止符を打つことに!京都市は観光客の分散化を推進するため、民間による多様なエリアでのイベントに行灯の貸し出し事業を促進するそうだ。再度考え直して欲しいが、先ずは貴重な今年の機会を見逃さないでほしい。

寺社仏閣が圧倒的に多い京都だがクリスマスも厳かにデコレーションが街を飾り、人々はお祝いムードに活気づく。京都駅ビルに大きなクリスマスツリーが立ち、ミニコンサートが華を飾って、人気のデートスポットに。また和服姿の女性が多く見られる京都ならでは、着慣れた女性たちの帯にはサンタやツリーなどモダンな絵柄が織り込んであり、つい写真を撮らせてもらいたくなる。



 

京都のクリスマスにもちろんサンタさんも

 

1月

大晦日を京都で過ごすならば是非除夜の鐘を聴きに行くのはいかがだろうか。人数制限があるが知恩院や高台寺では参拝者がつくこともできる。祇園四条は歩行者天国になり八坂神社が賑わう。

 

除夜の鐘の準備を待つ

 

伏見稲荷は全国から参拝者が訪れ三が日で250万人と言われている(2020年までの記録)。寒い夜に暖かい甘酒やおぜんざいが身に沁みる。

 

それぞれの願いをこめて

 

年末年始はレストランの休業が不定期なので事前予約がお勧め。12月29日から1月3日の間は特に注意。お寿司屋さんは休まれるところが多い。ホテル内のレストランや洋食系のレストラン、及び観光客を見込んでいるところは営業している。デパートや大型店舗は大晦日は早めに閉店し元旦は休業。

2日からは高島屋、大丸、伊勢丹のデパ地下も賑わう。有名店のおせちは12月以前から注文受付が始まるため事前予約の上、年末までに受け取りとなる。料理人たちは最後の大仕事でへとへとになるそうだ。 

 

事前予約で京のおせちを京都で食そう

 

因みにお正月に観光客が多いため、お正月休みを1週間遅らせて取る店舗も多い。いずれにしてもこの間は要事前チェック!

2月

2月は梅の季節。桜と同様に美しい。白、薄ピンク、赤の梅の花。桜との違いは香りがやや強く、花びらは丸く、桜のように先が割れていない。天候が安定しない時期だが、北野天満宮では2月から3月まで50種類1500本の開花が見られる。市内あちらこちらの梅林にも足を運んでほしい。

梅の開花は春の訪れの第一歩

しだれ梅も圧巻の美しさ

Genji Kyoto のゲストエクスペリエンスは皆さまのご希望に沿った行程や予約のお手伝いを致します。

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