京都カレンダー 春

3月 - 4月

嵐山の「花灯篭」について12月のブログに書きましたが、惜しくもこのイベントが嵐山で行われるのはこれが最後になってしまいました。見逃してしまった方はご心配なく。3月にも同じように美しい花灯篭が他のエリアで見られます。3月4日から10日まで清水寺や円山公園を含む東山で行われ、石畳の道、路地や寺社の入口には夕方から灯篭が灯され、遅くまで拝観を楽しめます。数百年前の古都を想わせる小道を散歩するにはうってつけの時間です。

京の花見はやはり3月下旬から4月中旬くらいまでと予測しましょう。清水寺、嵐山、哲学の道、二条城、醍醐寺、仁和寺と賑わいが見られますが、他にも数多くのお花見スポットがあります。また夜のライトアップを行う寺社も一見の価値あり。桜の時期は少し早めの3分咲きや遅咲きの八重桜も混雑を避けながら楽しめることと思います。そしてGenji Kyoto の高瀬川沿いの桜並木も圧巻です!

桜色、桜の葉、桜餅、花見団子、桜おにぎり、桜わらび餅、桜のお茶碗、近年にはクッキーやチョコレートも桜づくしです。実は薄ピンク以外にこの時期に見られる色は新緑を模した淡い黄緑です。春のお茶会に向かう着物姿の女性に多く見られる優しい薄緑。桜が終わる頃に山を彩る新緑を待ち望んでいる様子がわかります。

3月から4月の大きなイベントは芸舞妓さんたちの踊りです。日々のお稽古を重ね、大勢のお客様に披露する舞は美しい日本女性そのものです。お席の準備はオンラインやコンシェルジュ、旅行代理店でも受け付けています。

五月

五月の声を聴く前にツツジが開き、やがて古都は白、ピンク、朱色、紫と色鮮やかに生垣や山裾を着飾ります。詩仙堂では春衣の色となり、二条城では溢れんばかりのツツジが咲き乱れます。

5月と言えば心弾むゴールデンウィーク(混雑を恐れられるときも)。宿泊施設も再度佳境を迎えます。この週の京都旅行ならば是非とも人気の観光地は早朝にして、隠れた静かに観られる場所がお勧めです。目指すレストランがある場合は事前に予約をしておくほうが無難でしょう。

5月のカレンダーは葵祭一色になる京都です。祇園祭りと時代祭りに並んで京の三大祭りです。神道行事が行われる大祭中、毎年5月15日は数百名の平安時代の衣装を纏った男女、子供たちが馬や牛車に御所車とともに壮大な行列を成します。午前10時30分御所を出発し、丸太町通り、河原町通り、加茂大橋を渡り、下賀茂神社での神事を終え、午後には上賀茂神社へと向かいます。この間どこでも見られますが、数カ所に設置された有料席に座って観覧することも可能です。

葵祭の前儀として5月3日には下賀茂神社にて流鏑馬神事が行われます。公家装束を身に着け、駿足な馬にまたがり鏑矢を射る光景は間近で見ることができ、まさに迫力満点です。

最適な観覧場所の提案、有料席の予約等、ご希望に合わせた行程をGenji Kyotoのゲスト·エクスペリエンスがお手伝いいたします。

Previous
Previous

京都カレンダー 夏

Next
Next

日本、だーい好きになるわよ!